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WBCの醍醐味!チームメイト同士の対決

2次ラウンド初戦・秋吉vsバレンティンの勝負が印象的
2次ラウンド初戦・秋吉vsバレンティンの勝負が印象的

◆ スーパーキャッチの裏にあったドラマ

 連日の熱い戦いで盛り上がりを見せているワールド・ベースボール・クラシック(WBC)も、残すはあと3試合。2大会ぶりの優勝を狙う日本のほか、初優勝を狙うアメリカ、プエルトリコ、オランダが4強に進出した。



 現地時間18日に行われた優勝候補同士の一戦・アメリカ-ドミニカ共和国では、アメリカの中堅手アダム・ジョーンズが本塁打をもぎ取るスーパーキャッチを見せ、各国メディアで大きく取り上げられた。

 そのプレー自体もさることながら、本塁打を1本損した打者がジョーンズと同じボルティモア・オリオールズ所属のマニー・マチャドだったことも話題となった。1点を争うしびれる場面でありながら、スーパーキャッチの“先輩”に敬意を表すポーズ。そんなシーンに心揺さぶられたファンも多かったことだろう。


◆ “同僚対決”がアツい

 このように、WBCでは普段対戦することがないチームメート同士がそれぞれの国の威信を懸けてぶつかり合うことも醍醐味の一つである。

 2次ラウンド・E組の日本-オランダの一戦でも、ヤクルト所属の秋吉亮が普段は同僚のバレンティンと対決。2人にとって真剣勝負は初めてということだったが、秋吉がバレンティンを三振に斬って取り、チームの勝利に貢献した。


 現地時間11日までさかのぼると、イタリア-ベネズエラの一戦でも同僚対決があった。

 この試合でベネズエラの先発捕手を務めたサルバドール・ペレスとイタリアの指名打者として先発したドリュー・ブテラは、普段はカンザスシティ・ロイヤルズでともに捕手としてプレーしている。リーグを代表する捕手でもある26歳のペレスを、33歳のブテラが2番手捕手として支えている関係だ。

 11日の試合は、延長の末11-10でベネズエラが激闘を制したが、9回裏のイタリアの攻撃でハプニングがあった。

 一塁走者だったブテラは、後続打者のセンター前ヒットの間に一気に本塁を狙った。生還していればイタリアのサヨナラ勝利だったが、本塁で憤死。しかし、このプレーで捕手のペレスとブテラが接触し、ペレスが負傷。普段はチームメートの2人だが、控え捕手が正捕手を退場に追いやってしまうという“珍事”が発生した。

 この負傷でペレスは代表を離脱。幸い、軽傷だったようでリーグ開幕戦には復帰できる見込みだという。


 このようにWBCでは普段の味方が敵に、または普段の敵が味方となって真剣勝負を繰り広げる。いよいよクライマックスが近づく残り3試合で、新たなドラマは生まれるだろうか。


文=八木遊(やぎ・ゆう)

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